低用量ピルとは
低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが含まれています。
これが下垂体に作用してFSHとLHの分泌を抑制します。これにより卵胞の成熟が抑えられ、卵胞ホルモン・黄体ホルモンの分泌も抑えられ、その結果排卵が起こらなくなります。また、子宮内膜の増殖を抑え、受精卵が着床しにくい状態にしたり、子宮頸管粘液に変化を及ぼし、精子の子宮への侵入を制する効果などもあります。
また、低用量ピルには下記のような副効用(避妊以外での効果)がある事が知られており、現在服用希望者が増加してきているとのデータもあります。低用量ピルは以下の病気を予防したり、治療したりする事ができます。
月経困難症 過多月経 子宮内膜症 貧血 良性乳房疾患 子宮外妊娠 機能性卵巣嚢胞 良性卵巣腫瘍 子宮体癌 卵巣癌 大腸癌 骨粗しょう症 にきび 関節リウマチ(日本婦人科学会「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」より)
当院では、避妊目的としての処方及び女性のQQL(Quality Of Life)の向上に欠かせないものとしての処方も積極的に行っております。お気軽にお申し出ください。